スタン・ゲッツ(STAN GETZ) / MY OLD FLAMEです
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MY ODL FLAME

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STAN GETZ / MY OLD FLAME CCD24955-2
パーソネル
Stan Getz(ts) Loe Levy(p) Monty Budwig(b) Victor Lewis(ds)
recorded 5/1981
トラックス
CD1(THE DOLPHIN)
1
The Dolphin
2
A Time For Love
3
Joy Spring
4
My Old Flame
5
The Night Has A Thousand Eyes
6
Close Enough For Love
CD2(SPRING IS HERE)
1
How About You
2
You're Blase
3
Easy Living
4
Sweet Lorraine
5
Old Devil Moon
6
I'm Old Fashioned
7
Spring Is Here


1981年サンフランシスコ・キーストーンコーナーでのライブアルバムをカプリングした2枚組。

スタン・ゲッツ(ts)1927年ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。
1947〜49年在籍したウディ・ハーマン楽団セカンド・ハードでの「サマーシークエンス第4部」「アーリー・オータム」のソロで注目を浴びる。クールジャズを代表するテナーマンとしてプレスティッジ等に録音。スカンジナビアで当地のジャズメンと録音した「ディア・オールド・ストックホルム」はクールジャズの名演のひとつ。以後自己のグループで活動。54年以降一時麻薬のためシーンから引退。この頃拳銃強盗騒ぎを引き起こす。すぐカムバック。ヴァーヴに吹き込みをはじめる。62年よりはじめたボサノバが大ヒットをとばす。以後は若手を登用しながら順調な音楽活動を行う。72年以降は悠々自適の音楽活動。1991年6月6日ガンのため死去。

スタン・ゲッツは彼の人間性は別 にしてジャズ界を代表するインプロバイザーの一人だ。ウディ・ハーマン楽団セカンド・ハードにおけるフォー・ブラザーズの一員として残したソロや独立後自己のグループで録音したプレスティッジやロイヤル・ルーストのアルバムはその好例だ。50年代半ばよりヴァーヴと契約しアルバムをリリース。その頃より次第にハード・ドライビングなソロとなっていく。

その後一時ヨーロッパでの活動を経て62年に発売されたボサノバによるアルバムによってスタン・ゲッツは一躍スターダムにのし上がるわけだが、ボサノバのクールなイメージとスタン・ゲッツのサウンドはベスト・マッチだった。スタン・ゲッツのクールネスとボサノバの都会的なイメージは新鮮な響きを与えてくれた。この後様々なミュージシャンが動揺の企画でアルバムをリリースしたのでもその影響力がわかる。

ゲッツはボサノバのあとも当時の若手を起用して素晴らしいアルバム残している。「スイート・レイン」はその代表的なアルバムだ。その後もミロスラフ・ヴィトウスやスタンリー・クラークを起用している。チック・コリアのヒット作「リターン・トゥ・フォエヴァー」もゲッツとの共演が下敷きにあったのではと思われる。

僕もゲッツ入門は「ゲッツ/ジルベルト」だった。ゲッツのトーンは50年代前半と比べるとヘビーな音だがジョビンやジルベルトの音と組合わさると都会的でクールなイカス音楽となった。僕もこれでボサノバの虜になった。

僕の場合はゲッツの足跡を62年から逆にたどって聴くことになる。次に聴いたのがヴァーヴ時代の「ジャズ・ジャイアンツ58」木の葉の子守歌が絶妙だった。それから「オペラ・ハウス」「ウエスト・コースト・ジャズ」などを聴き、やっとクール時代のゲッツにたどり着く。そのあと「スイート・レイン」などを聴いたのであるが、これを境にゲッツの新作は聴かなくなってしまった。

だいぶ後になってゲッツのラスト・レコーディングとなったケニー・バロンとのデュオのコンサートの凄絶なプレイを聴いて再びゲッツを聴くようになる。特に80年から最後の10年間はゲッツ第2の黄金期とも呼べるほど密度の濃い素晴らしい作品が数多くリリースされている。近年発掘された未発表ライブなど素晴らしい演奏が目白押しだ。僕自身改めてゲッツが偉大なインプロバイザーということを認識させられた。

だからこのアルバムは発売時点で僕は聴いていなかった。いまさらゲッツという思いもあり、他の再発ものばかりを買っていた。コンコードからCD化されたときも素通 り。ところがある時地元のジャズ喫茶でゲッツを何となくリクエストしたところマスターが例のラスト・ライブをかけてくれたのだ。僕はビックリしてしまった。日本でろくなコンサートもしないという偏見もあって後期のゲッツは聴いていなかったのだが、死を予感したゲッツの入神のプレイがスピーカーから飛び出していた。それからはゲッツの未発表アルバムが出るたびに聴くことになる。前回紹介した「BUT BEAUTIFUL/BILL EVANS TRIO FEATURING STAN GETZ」もそうした1枚だ。

そんなこともありこのアルバムが2枚組として再発された今年僕はすぐさまこのアルバムを聴いた。プレイ・ボタンを押した瞬間からこのライブに没頭した。演奏曲目はすべて周知のスタンダード。リズム・セクションに手練れを揃えて素晴らしいユニットだ。ゲッツも心ゆくまでプレイを楽しんでいるのが良くわかる。最晩年のすさまじいほどの研ぎすまされた感じは無いが、実にリラックスした暖かい演奏になっている。

この演奏を聴きながらこのレコメンドを書いているのだが。ついついかく手を止めて聞き惚れてしまう。そのたびにボリュームも少しずつ大きくなっていくようだ。ゲッツ自身何回プレイしたか解らないくらい演奏したはずの曲をいともあっさり上手く料理してしまう。観客の歓声がその時のライブの素晴らしさを物語っている。

CD1に「THE DOLPHIN」、CD2に「SPRING IS HERE」を収録。内容に大差はないのでお好きな面 から聴いて欲しい。アップテンポのスインギーなソロ、バラードのジェントルなソロ、80年代スタン・ゲッツの素晴らしさを満喫していただけると思う。

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