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第3回オスカー・ピーターソンの定盤2
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▼MPS期
このMPS時代のオスカー・ピーターソンが一番モダンに聞こえるのは何故だろう。オーナーのハンス・ゲオルグ・ブルナーシュアーによるクリアーな録音と相まってピュアなサウンドがそうさせるのか?65〜71年までの専属時代に15作録音した。
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THE WAY I REALLY PLAY MPS |
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日本で一番最初に発売されたMPSのアルバム。当時のジャケットにジャズ・ボサノバシリーズとあるのが時代を感じる。ボビー・ダーハムの激しいドラミングがオスカー・ピーターソンを刺激したのか、意欲的なプレイが聴かれる。ただレイ・ブラウン、エド・シグペン時代のトリオは実質的な音楽監督はどうもレイ・ブラウンだったらしい。このころより名実共にオスカー・ピーターソンのワンマン・トリオになった。サム・ジョーンズはバッキングに専念している。スタジオ・ライブということでリラックスしたプレイだ。兄のアパートで盗み聴きした一枚。
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MY FAVORITE INSTRUMENT MPS |
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オスカー・ピーターソン初のピアノ・ソロアルバム。テクニシャンピーターソン面 目躍如といった感じか。それでもテクニックの展覧会的 演奏ならないのはさすが。だけどこれを聴くとどうしてもトリオが聴きたくなるオスカー・ピーターソンはやはりトリオの人。オスカー・ピーターソン自身がMPS時代のベストという一枚。
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HELLO HERBIE MPS |
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もう何回も書いて来ているので繰り返さないが僕の思い出の一枚2曲目「EXACTLY LIKE YOU」でオスカー・ピーターソンが息を潜めてプレイするところがとてもジャージー。久々の共演となったハーブ・エリスとの第一声をアルバムタイトルに。MPS時代のベストと密かに思ってる一枚。
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REUNION BLUES MPS |
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オスカー・ピーターソンはヴァーヴ専属時代にミルト・ジャクソンと「VERY TALL」というアルバムを作っているが、その再会セッション。久々にレイ・ブラウンも参加して和気藹々としたアルバムに仕上がった。ミルト・ジャクソンのブルージーさとオスカー・ピーターソンのエンターティンメントが上手くかみ合った一枚。
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▼パブロ期
ノーマン・グランツが再び興したレーベル。オスカー・ピーターソンもそくはせ参じた。様々なユニットでオスカー・ピーターソンは八面 六臂の活躍。膨大なアルバムを残した。トリオ・アルバムは比較的少ない。
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THE TRIO PABLO |
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ヴァーヴ時代に対抗したのかその名も「ザ・トリオ」パブロ時代のトリオというとニールス・ペデルセン、ジョー・パスのトリオになる。ヴァーヴ前期のギター・トリオに戻るが、ハーブ・エリス時代の猛烈なスピードによるスイングと違いジョー・パスのギターにはもっとくつろぎ感がある。ニールス・ペデルセンの冷めたベースが絶妙のバランス。
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SATCH AND JOSH PABLO |
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AGATAのレコメンドに取り上げた一枚。ノーマン・グランツは オスカー・ピーターソンを使って大物との共演アルバムを次々と リリースした。その中でもっとも成功したアルバム。控えめな ピーターソンがカウント・ベイシーのソロに絡むところが 大好きです。
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THE OSCAR PETERSON BIG 6 AT MONTREUX 75 PABLO |
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NO IMAGE |
パブロ時代のオールスターものはたくさんありどれも同じような演奏だが75年のセッションが一番まとまっていると思う。ハーモニカのトゥーツ・シールマンが異色だがいい味をだしている。オスカー・ピーターソンはワンマンと言われているがバッキングしているオスカーは相手をかなり気遣っている。楽しいライブだ。
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▼テラーク期
ノーマン・グランツがジャズ界を再び引退した後フリーで活動してたオスカー・ピーターソン。90年にテラーク専属になり再びアルバムをリリースしてファンを安心させる。この頃からオスカー・ピーターソンの白髪が目立つようになるいい意味で円熟した演奏を。
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THE LEGENDARY OSCAR PETERSON TRIO LIVE AT BLUE NOTE TELARC |
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誠に申し訳ないけどテラークになってからのオスカー・ピーターソンを僕はあまり聴いていない。特に片手が不自由になってからのピーターソンは悲しくて聴くことができない。ほんとをいえばMPSまでのアルバムが僕にはすべてです。そのなかで唯一オススメがハーブ・エリス、レイ・ブラウンとの正真正銘の再会セッション。4枚のアルバムがリリースされたがまあ一枚で充分。ドラムにボビー・ダーハムが参加してリズムを締めている。オスカー、ハーブ・エリスとレイ・ブラウンの3人のコンビネーションはさすがだ。
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