ジョー・ヘンダーソン(JOE HENDERSON) / AT THE LIGHTHOUSEのページです
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JOE HENDERSON QUINTET AT THE LIGHTHOUSE

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JOE HENDERSON / AT THE LIGHTHOUSE MCD47104-2
パーソネル
JOE HENDERSON(ts) WOODY SHAW(tp,flh) GEORGE CABLES(el-p) RON McCLURE(b,el-b) LENNY WHITE(ds) TONY WATERS(per)only 1,8,9
recorded Sept 24-26,1970
トラックス
1 CARIBBEAN FIRE DANCE 2 RECORDA-ME 3 A SHADE OF JADE
4 ISOTOPE 5 'ROUND MIDNIGHT 6 MODE FOR JOE
7 INVITATION 8 IF YOU'RE NOT PART OF THE SOLUTION,YOU'RE PART OF THE PROBLEM 9 BLUE BOSSA
10 CLOSING THEME        


ジョー・ヘン(ジミヘンじゃないよ)ことジョー・ヘンダーソン70年のライブ・セッションです。

ジョー・ヘンダーソンは60年代半ばブルーノートからデビューしてマイルストーン等で活躍したテナー奏者です。2001年64歳で惜しくも亡くなりました。

ジョー・ヘンダーソンはケニー・ドーハムに見いだされブルーノートでデビュー、その後も立て続けにブルーノートで活躍しました。ブルーノート時代の6枚のリーダーアルバムはどれも素晴らしい出来でした。サイドメンとしてもケニー・ドーハムのアルバムを初めリー・モーガンの「サイドワインダー」にも参加しています。当時アルフレッド・ライオンがいかに彼に期待していたかがわかります。

そのごマイルストーンに移籍「テトラゴン」などの傑作を作っています。しかしこの後ロックバンドのブラッド・スエット・アンド・ティアーズに参加、ジャズ・ファンの失笑を買いました。80年代中盤より積極的に活動を再開し新生ブルーノートなどからアルバムをリリースしました。

ジョー・ヘンはやはり地味な存在のテナーマンというより仕方ないと思います。またコルトレーン派とか新主流派などといったレッテルを貼られたのも彼が地味な存在となった理由かもしれません。たしかに時代がそうだったのも否めません。しかし彼のプレイはそれらよりもっと伝統に根差したスタイルだったように思えます。また彼のトーンはコルトレーンよりも以前の50年代のデクスター・ゴードンに近いと思います。ゴリゴリとした太いサウンドです。だからといって彼が単なる保守的なプレーヤーかというとある程度の革新性も持ち合わせたプレーヤーだったと言えるでしょう。これはブルーノートの諸作を聴いてもらえば分かると思います。

さてこのアルバムですが盟友ウディ・ショーとの2管クインテットです。トランペットのウディ・ショーとはホレス・シルバーでの同僚で、67年一緒に退団した後70年までレギュラー・グループを結成して活躍していました。ですのでこの録音はレギュラー・グループとしては最後の時期のものです。

まず音がスピーカーから出た瞬間「懐かしい」という思いがしました。一生懸命ラジオにかじりついてジャズを聴いていたあの当時の気持ちが甦りました。

ドラムのリズムパターン、エレキピアノの響き、エレキベースの音、どれもが70年へ僕をタイムスリップしました。とくにエレキピアノ(以後エレピ)の音は70年代にジャズを聴いていた者にとっては忘れられない音ですね。

1,2,3,4,6,9はジョー・ヘンダーソンおなじみのナンバーですね。特に2「リコーダ・ミー」9「ブルー・ボッサ」の収録はファンにとって嬉しい贈り物ですね。新しいファンの方絶対にお気に入りの曲になること請け合います。

5「ラウンド・ミッドナイト」7「インヴィテーション」の2曲のスタンダードですが、出来れば全曲オリジナルにして欲しかったと思います。スタンダード好きの僕としてはいつもと違うのですが、ジョー・ヘンはオリジナルが似合います。

8ですが「おお、70年代」といいたくなるナンバーですね。ジャズ・ロック風なリズムパターン、フロント二人のテーマなんかもうまいっちゃいました。マイルによって提示された70年代はリズムの時代というのを実感できる演奏です。

さてジョー・ヘンですが、実に好調なプレイです。彼独特な太いトーンでぐいぐいとソロをとっていきます。なかば強引にとでも形容したいほどです。しかも60年代を経験したプレーヤーでなければ出来ないソロです。フリーキーなソロも織り交ぜながらどんどんと進んでいきます。ライブならではの荒々しさが心地よいです。

ブルー・ボッサもオリジナルの演奏とは一味違った男らしい演奏です。

相方のウディ・ショーですが、このあと彼はコンテンポラリーで代表作の「BLACKSTONE LEGACY」を吹き込みます。それだけに彼の中でも一つのピーク時の演奏ではないでしょうか。実にブリリアントなトランペットです。フレディ・ハバードのような派手さはありませんが、メリハリのはっきりした構成の取れたソロを聴かせてくれます。

エレピのジョージ・ケイブルスですが、このあとアート・ペッパーのお気に入りのピアニストとして何枚かのアルバムにつきあっています。知性的な上品なピアニストというイメージです。

ところがここでのケイブルスのソロは、エレピという楽器がある意味打楽器という印象を与えてくれる激しさを感じさせてくれます。ソロやジョー・ヘンのバックでの叩きつけるように弾いているさまが浮かんできます。エレピって優雅さより激しさが僕は好きです。

ドラムのレニー・ホワイトですが、こうのような演奏に彼のドラムはピッタリですね。色彩感のあるドラミングです。ベースのロン・マクルーアは録音の関係でベースが目立たなくてかわいそうです。ここではエレベの方が味があると思います。

同時代をともに息していたものとして、このアルバムには多分に70年代の感傷という味付けが加味されているかもしれません。でもあの時代の熱い演奏を多くの皆さんに聴いて欲しいと思います。

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