ペッパー・アダムス(PEPPER ADAMS) / 10 TO 4 AT THE 5-SPOTのページです
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10 TO 4 AT THE 5 SPOT

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PEPPER ADAMS / 10 TO 4 AT THE 5-SPOT OJCCD031-2
パーソネル
PEPPER ADAMS(bs) DONALD BYRD(tp) BOBBY TIMMONS(p) DOUG WATKINS(b) ELVIN JONES(ds)
recorded at N.Y.C April 15,1958
トラックス
1 'TIS(THEME) 2 YOU'RE MY THRILL 3 THE LONG TWO/FOUR
4 HASTINGS STREET BOUNCE 5 YOURNA    


バリトン・サックスの雄、ペッパー・アダムスの代表作です。

バリトン・サックスといえばもちろんジェリー・マリガンの名前が一番にあがります。スムースでスマートなのがマリガンならば、その対極のゴリゴリと荒削りなプレイがペッパー・アダムスです。対照的なプレイスタイルからマリガンのライバルと目されていましたが、結局マリガンを超えることなく86年に亡くなりました。

ペッパー・アダムスは16歳からプロとして活動を開始、1958年ニューヨークに進出して注目を浴びるようになりました。その後チャーリー・ミンガスと不定期に共演、58年から62年までドナルド・バードと双頭クインテットを結成して人気をはくしました。65年からはサド=メル・オーケストラの主要メンバーとしても活躍しました。

今回紹介する「10 TO 4 AT THE 5-SPOT」はペッパー・アダムス名義のアルバムですが、実質的にはドナルド・バードとの双頭クインテットのアルバムです。

1958年という年はペッパー・アダムスがもっとも積極的な活動を行っていた頃です。このアルバムの他にも様々なセッションに参加しています。またコ・リーダーのドナルド・バードにしても1958年を中心とした前後数年間が彼の経歴中最高のプレイが聴かれる時期です。

ペッパー・アダムスのトーンはジェリー・マリガンと正反対のゴリゴリとした音色です。しかしハードバップにはペッパー・アダムスのトーンが似合います。逆に言うともしマリガンがハードバップをやったとしても多分ハードバップの醍醐味は薄れたと思います。でもマリガンがハードバップをやることはありませんが。

メンバーを見てもらえばもうそれだけで音がわかりますね。ほんとにファンキーな面子です。またピアノのボビー・ティモンズを除いて全員デトロイトに関係のあるミュージシャンばかりです。ハードバップ期に活躍したミュージシャンはデトロイトやフィラデルフィアの若手が中心でした。

このアルバムはペッパー・アダムスとドナルド・バードのコンビによる初期の演奏が収められています。しかもライブということで熱気溢れた演奏ですね。

1曲目エルヴィン・ジョーンズのドラムからもうハードバッピシュな雰囲気が充満してます。テーマの後アダムスのソロですが、グイグイと荒削りなソロが気持ちいいです。バードも小型クリフォード・ブラウン的なきらめくソロをとります。

2曲目はペッパー・アダムスのフューチャーナンバーでドナルド・バードはお休みです。

3曲目はドナルド・バードのオリジナルでのちに「OFF TO THE RACES」のタイトルでバードのリーダーアルバムに収録されました。冒頭のドラムが何となくメッセンジャーズのブルース・マーチににていますね。これも典型的なハードバップの演奏です。このトラックのできが一番良いのではないでしょうか。ドラムのソロもブレイキーをちょっぴり感じるのは僕だけでしょうか。

4曲目はトラディショナルです。ファンキー時代によく行われた手法です。ジャズロック風なリズムに乗ってノリノリな演奏を聴かせてくれます。こういった曲はボビー・ティモンズのもっとも得意とするところです。

5曲目のみモノラルでの録音です。マイナーな雰囲気の曲です。なんとなくこのギグの別れを惜しんでいるような演奏ですね。この曲もバードのオリジナルです。バードの曲作りのうまさがわかります。日本人好み(僕好み)のメロディです。アダムスのソロもよいですが、バードの切れのあるペットが最高です。ほんとこの時期のバードは好調ですね。

ファイブ・スポットのピアノですが、調律がくるってます。61年録音の有名なエリック・ドルフィーのライブでもマル・ウォルドロンの弾くピアノの音が狂っていましたが、今回のボビー・ティモンズの音も同じところが狂っています。3年たってもなおしてないのですね。その辺もジャズらしいといえばジャズらしいですね。モンクとコルトレーンのライブの時も音がくるったままだったんでしょうか。

ハードバップ期の人気コンボ初期の、熱気のこもったライブ・パフォーマンスを堪能してください。

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