トミー・フラナガン(TOMMY FLANAGAN) / OVER SEASのページです
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OVER SEAS

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TOMMY FLANAGAN / OVER SEAS OJCCD1033-2
パーソネル
Tommy Flanagan(p) Wilbur Little(b) Elvin Jones(ds)
recorded 8/15/1957
トラックス
1
Relaxin' At Camarillo
2
Chelsea Bridge
3
Eclypso
4
Beat's Up
5
Skal Brothers
6
Little Rock
7
Verdandi
8
Delarna
9
Willow Weep For Me
10
Delarna(take2)
11
Verdandi(take2)
12
Willow Weep For Me(take1)


トミー・フラナガンの最高傑作、高貴溢れるピアノ・トリオです。

トミー・フラナガンといえば趣味の良いプレイが有名、特に彼がサイドメンとして参加したものに名盤が多い。彼自身もハード・バッパーだがどことなくエレガントな雰囲気がある。最近のフラナガンは円熟味が増した渋いプレイだが、50年代は切れ味のあるハード・バピッシュなプレイを信条としていた。デトロイト出身の仲間で吹き込んだ「ジャズメン・デトロイト/サヴォイ」などは完全にハード・バップだ。60年代歌伴の仕事が多くなり甘いピアニストと思われ勝ちだったがエンヤの「エクリプソ」は「オーバー・シーズ」と並ぶ傑作だ。

さてこのアルバムだが1957年当時在籍していたJJジョンソン・クインテットの一員としてヨーロッパツアーをした時、そのリズムセクション3人がストックホルムで吹き込んだアルバム。実はこのころのJJクインテットが大好きで度々ターンテーブルにのる。フラナガンも切れ味鋭いハードな一面を見せてくれる。JJと一緒にフロントを飾るボビー・ジャスパーのテナーも忘れがたい。興味のある方はぜひ聴いてください。(コロンビア原盤)

このアルバムのもう一つの焦点はエルビン・ジョーンズのドラミング。八面六臂の活躍でフラナガンをサポートしていく。エルビンのブラシがすごい。このこすれ具合が出せたらオーディオ的に本物だ。またそれに応えてフラナガンがテンションの高いフレーズを展開していく。ウイルバー・リトルの重心の低いベースもいい。

1はチャーリー・パーカーの有名なオリジナル。オープニングとしては最適なプレイ。テーマから引き続きフラナガンがバピッシュなソロ、フォーバースチェンジもある。

2はエリントンの片腕ビリー・ステレイホーンのバラード。このバラード甘さに流れるこの無く緊張感のある演奏だ。テーマからブロックコードを上手く使って効果を上げている。テンポを上げた後のソロがいい。

3はフラナガンのオリジナル。リラックスしたフラナガンのソロが心地よい。エルビンに鼓舞されて段々とエモーショナルになっていく。フォーバースチェンジでのエルビンのウルトラ・ブラシが素晴らしい。

4フラナガンのオリジナル。単純なリフチューン。

5フラナガンのオリジナル。何となくオスカー・ピーターソンでもやりそうな曲だ。ソロはバピッシュだけどね。

6はブルース、フラナガンのオリジナル。ウイルバー・リトルのベースが低く漂う。エルビンのブラシが冴え渡る。フラナガンのブルージーなプレイが珍しい。

7フラナガンのオリジナル。フラナガンらしい小体な曲だ。

8フラナガンのオリジナル。エレガントな曲。フラナガンの本質が出たプレイだ。さすがにエルビンも控えめ。

9最後はスタンダードの「柳よ泣いておくれ」情感たっぷりなテーマからドラムブレイクの後テンションの高いソロとなる。終始エルビンがバックで盛り上げる。

10〜12は別テイク。オリジナルと聴き比べてください。

余談だがこのアルバムオリジナルはEP(ドーナツ)盤3枚組です。フラナガンが横を向いてタバコを吸っているジャケットだが僕はCが沢山並んだプレスティッジのジャケットが好きです。また70年ごろテイチクより復刻発売された時より各社が競ってマイナーレーベルの名盤を復刻するようになった。これはそれの先鞭となったアルバムで、「幻の名盤」なる言葉を生んだアルバムである。

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