サド・ジョーンズ(THAD JONES) / AFTER HOURSのページです
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AFTER HOURS

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THAD JONES / AFTER HOURS OJCCD1782-2
パーソネル
THAD JONES(tp) FRANK WESS(ts,fl) KENNY BURRELL(g) MAL WALDRON(p) PAUL CHAMBERS(b) ARTHUR TAYLOR(ds)
recorded 1957/6/21
トラックス
1
STEAMIN'
2
BLUE JELLY
3
COUNT ONE
4
EMPTY STREET
 
 


ハンク・ジョーンズ、サド・ジョーンズ、エルビン・ジョーンズの3兄弟は兄弟プレーヤーのなかでも最も有名な兄弟です。しかしエルビン・ジョーンズも亡くなった今、長兄のハンク・ジョーンズのみになってしまいました。

サド・ジョーンズはキャリアのほとんどをビッグバンドで過ごし、カウント・ベイシー時代はモダン・ベイシーの重鎮として活躍しました。彼のトランペットはモダン右派とでもいうような非常にオーソドックスなスタイルです。当時のベイシー楽団にはこういったモダン右派の連中が集まっていて30年代には聴かれなかったモダンなサウンドでスイングしていました。

サド・ジョーンズのコンボによるリーダーアルバムはそれほど多くはありませんが、どれもリラックスした雰囲気の好アルバムです。このアルバムもそうした雰囲気のアルバムです。

タイトルの「アフター・アワーズ」とは仕事を終えたミュージシャンが気の合った者同士でプレイに興ずるという意味です。まさにその雰囲気を醸し出そうとしたのがこのアルバムです。

メンバーもベイシー楽団の同僚で気心の知れたフランク・ウエスと、当時のバリバリの若手との組み合わせです。

サド・ジョーンズはミシガン州の生まれ、ケニー・バレルとポール・チェンバースはミシガン州デトロイト出身、郷土の先輩とのセッションですね。作曲は全曲マル・ウォルドロンです。どれもブルージーな曲です。アレンジはサド・ジョーンズでしょう。これもプレスティッジ・オールスターズによるジャムセッション的なアルバムの一枚ですが、今迄のものとは一味違ったアルバムに仕上がっています。

今迄のものは若手のハード・バッパーによるジャム的な色合いが強かったのですが、このアルバムでは中堅・ベテランのホーン奏者とのリラックスした、中間派的セッションの風合いがあります。それだけにスタイルにこだわらずプレイを楽しんでいる様子が伝わってきます。4曲とも長尺で、各人のソロが充分に楽しめる構成となっています。

1曲目はスインギーなブルースでスタートです。アーサー・テイラーのドラムで始まります。アンサンブルの後フランク・ウエスがテナーで最初のソロを取ります。彼のテナーはスイング左派的なものでモダンの連中とやると時にコーニーに聞こえることがありますが、ここでは太いトーンで豪快にソロを取っています。そのあとケニー・バレルのギターのソロです。彼らしいブルージーな音のソロですサド・ジョーンズはミュートによるソロですが、ガレスピーを彷彿とさせるユーモアのあるソロとなっています。

次にフランク・ウエスがフルートで2回目のソロをとります。フォーバース・チェンジの後マル・ウォルドロンのソロとなります。打楽器的な彼の特徴が良く出たソロとなっています。

2曲目はケニー・バレルのブルースを感じさせるイントロからサド・ジョーンズのソロとなります。ここでもミュートを付けたままでソロをとります。バックのリズムセクションの動きがまるでベイシー・スタイルです。サド・ウエス・バレルでフォーバースをしたあとケニー・バレルのリラックスしたソロとなります。彼のソロはこういったセッションで本当にブルーな色合いを見せくれます。

フォーバースを挟んで今度はフランク・ウエスによるフルートのソロとなります。彼のフルートはモダンでもスイングでもない独特の味わいです。フルートの巨人の一人ではないでしょうか。

マルのピアノは間を活かしたちょっとだけベイシーを意識したソロになってます。ポール・チェンバースのアルコ・ソロもこの曲の雰囲気に合ってますね。

3曲目は完全にカウント・ベイシーを意識した曲ですね。ライナーでもアイラ・ギトラーが書いています。最初のソロはフランク・ウエスのテナーによるソロです。太い音色のベン・ウエブスターを思わせるソロです。彼のテナーはやはりホーキンス系のテナーですね。

サド・ジョーンズはオープンでソロを取っています。彼はハイノート・ヒッターではなく、中音域を活かした渋いソロを取っています。ミディアム・スローの僕の好きなタイプの演奏です。

最後は「EMPTY STREET」夜明けも近くなり今宵の演奏も終わりに近づきました。クラブから疲れた足取りで誰もいない街角に三々五々帰っていくミュージシャンの姿が目に浮かぶようなテーマです。

各々が最後の演奏を名残惜しむかのようにソロをとります。特にフランク・ウエスのフルートによるレイジーな味わいのソロが印象的です。

アフター・アワーズのリラックスしたプレイを存分に楽しんでください。

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