フィル・ウッズ(PHIL WOODS)/SUGANのページです
ジャズCD、LPショップ・AGATA
ジャズ ジャズショップAGATAのTOPへ
送料・お支払い 商品検索 レコメンド サイトマップ 買い物カゴマイページ




SUGAN

このアルバムの感想を書き込む

友達にすすめる
PHIL WOODS)/SUGAN OJCCD1842-2
パーソネル
PHIL WOODS(as) RAY COPELAND(tp) RED GARLAND(p) TEDDY KOTICK(b) NICK STABULAS(ds)
recorded July 19,1957
トラックス
1 AU PRIVAVE 2 STEEPLECHACE 3 LAST FLING
4 SUGAN 5 GREEN PINES 6 SCRAPPLE FROM THE APPLE


アルト・サックスの名手フィル・ウッズがレッド・ガーランドと共演した貴重な1枚です。

1957年はフィル・ウッズの経歴の中で彼が一番プレーヤーとして充実していた時期だと僕は思います。後年ヨーロッパへ活動の拠点を移し彼が結成した「ヨーロピアン・リズム・マシーン」の時代も傑作を生みだしていますが、僕は50年代のウッズを強く支持します。多分このレコメンドを読んでいる方の中には60年代後半の「ヨーロピアン・リズム・マシーン」時代が最高だぜという方もいらっしゃるでしょう。僕のあの時代の演奏も好きですが、やはり50年代のフィル・ウッズの流れるようなアルトの音が好きです。

この時期フィル・ウッズはジョージ・ウォーリントンのグループに参加しつつ、ジーン・クイルとツー・アルト・チームを結成して活動しています。ジーン・クイルとのチームはアル・コーンとズート・シムスのチームと並んで人気を博しました。

フィル・ウッズの特徴を一言で言えばとにかく「上手い」ということでしょう。アルト・サックスを鳴らすということに関しては全アルト・サックス奏者のなかでも1・2をあらそうものだと思います。また底抜けに美しく明るい音色はビッグバンドでも彼のソロの途端フィル・ウッズとわかるほど特徴的なものです。特にクインシー・ジョーンズのオーケストラでのソロは短いものながら印象的でした。

さてこのアルバムですがフィル・ウッズがレッド・ガーランドと共演した貴重なものです。しかし僕的にはトランペットのレイ・コープランドの参加に目がいきます。

40年代から活動しているレイ・コープランドですが彼が脚光を浴びたのは、セロニアス・モンクの「MONK'S MUSIC」「THELONIOUS MONK & JOHN COLTRANE」という2枚のアルバムへの参加でしょう。

この2枚のアルバムで温かみのあるトランペットを聴かせてくれました。実はこの2枚が録音されたのも1957年です。この当時レイ・コープランドはミュージシャン・サイドで評判だったのかもしれません。ただ残念なことに彼のリーダーアルバムはついにリリースされたことはありません。このアルバムは彼のソロがたっぷり聴くことが出来るということでも貴重なアルバムと言えるでしょう。

このアルバムはフィル・ウッズとレッド・ガーランドという副題がついていますが、実質的にはフィル・ウッズのグループにレッド・ガーランドとレイ・コープランドが客演したアルバムでしょう。その理由はリズム隊二人がフィル・ウッズのレギュラーグループのメンバーということです。

曲目は1、2、6がパーカーのナンバー。3、4、5がフィル・ウッズのオリジナルです。

構成はパーカーのオリジナル・クインテットを強く意識したものになっています。バッピシュな雰囲気で演奏がはじまります。しかもソロの中に有名曲のフレーズを挟み込むといったバッバーの常套手段を使ったり、思わずニヤリとさせられます。

フィル・ウッズはパーカーを敬愛するあまりパーカーの奥さんと結婚していますし、レッド・ガーランドもパーカーとの共演の経験があります。レイ・コープランドもその辺は意識してバッピシュなプレイを披露してくれています。

面白いのはフィル・ウッズのオリジナルになるとジョージ・ウォーリントン・クインテットのタッチのハード・バップ的な演奏になるところです。もしかするとウォーリントンのグループの音楽監督はフィル・ウッズだったのかも。

レッド・ガーランドは相変わらずのガーランド節を聴かせてくれます。ただいつもよりブロック・コードが少ないのは自分のブループでの演奏ではないからでしょうか。それともバッピシュなプレイを意識していたからでしょうか。でもシングル・トーンの美しさは流石です。

リズムの二人、テディ・コティックとニック・スタビュラスはレギュラーのメンバーだけあって粋もピッタリでフロントをサポートしています。

さてフィル・ウッズのプレイですが、泉のごとくあふれ出るフレーズを次から次へと流れるように吹きまくっています。しかも一つの澱みもなく演奏するテクニックもさすがです。ほんとに「吹きまくる」という形容がもっともピッタリくる演奏ぶりです。まさに気持ちがスカっとするプレイですね。しかしも艶のある音色も魅力です。

レイ・コープランドのプレイは確実にガレスピーを意識しているように思えます。でも時にダイアル時代のパーカー・クインテットの雰囲気がします。プレイ・スタイルはガレスピー的ですが温かみのあるトーンがそう思わせるのでしょうか。

参加した5人がこのセッションをおもいっきり楽しんでいる印象を受けました。

フィル・ウッズのアルバムの中ではあまり脚光を浴びるものではありませんが、もうちょっと注目して欲しいアルバムです。

スカッとしてください。

購入サイトへ




ジャズショップAGATAのTOPページへ商品検索ページトップ

ファックスのご注文

Copyright(c)1999-2004.JAZZ SHOP AGATA,all rights reserved.