マイルス・デヴィス(MILES DAVIS) / AND THE MODERN JAZZ GIANTSのぺーじです
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MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS

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MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS OJCCD347-2
パーソネル
Miles Davis(tp) Thelonious Monk(p) Milt Jackson(vib) Percy Heath(b) Kenny Clarke(ds)
recorded 12/24/1954
On "Round Midnight"
Miles Davis(tp) John Coltrane(ts) Red Garland(p) Paul Chambers(b) Philly Joe Jones(ds)
recorded 10/26/1956
トラックス
1
The Man I Love(take2)
2
Swing Spring
3
'Round Midnight
4
Bemsha Swing
5
The Man I Love(take1)
 


マイルスとモンクの喧嘩セッションとして名高い伝説のクリスマス・セッション。

マイルスが50年代前半の不振(麻薬からの脱却)からようやく立ち直りハードバップの旗手を高らかに宣言したのが(プレイ上で)この1954年であった。この年の4月に「Walkin'」を吹き込み12月にこの有名なクリスマス・セッションを収録した「Bag's Groove」と本作。そして55年にコルトレーンを加えたニュークインテットを結成。有名な4連作「Relaxin'」「Workin'」「Steamin'」「Cookin'」を録音する。このセッションは56年5月11日と10月26日のたった2回で収録される。これはCBSへ移籍するためにプレスティッジに残された契約を果 たすためにマイルスが一気に録音したのであるが、内容はハードバップを代表する名演である。

さて本アルバムであるが、この録音はMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のメンバー からピアノのジョン・ルイスをセロニアス・モンクに変えて録音された。これはプレスティッジのプロデューサー、ボブ・ワインストックによるものだった。ワインストックのジョン・ルイス嫌いは有名でその措置がとられたのだろう。

マイルスはこの録音に先立ち、ピアノのセロニアス・モンクに向かって「俺のソロのバックでは弾くのはやめてくれ」と命令したらしい。それを聞いたモンクはかなり頭に来て一触即発の雰囲気がスタジオに漂ったのである。

この緊迫した状況の中で録音された本アルバムはハードバップ史上最高の名演としてまたマイルスの最高のミュート・プレイが聴けるアルバムとして燦然と輝いている。

ここには当時収録された6曲のうち4曲が収められている。3のみマイルス・クインテットで10月26日の録音だ。コルトレーンが5月より格段に進歩しているのがよくわかる。

さてこの中で最大の聞き物は「The Man I Love」テイク1・2だろう。特にマイルスのソロは50年代を代表するソロだ。

この録音が伝説になったのは「The Man I Love」テイク2である。マイルスのテーマに続きミルト・ジャクソンがソロをとりそのあとモンクのソロなる。ところがここでハプニングは起きた。モンクが途中でソロを止めてしまうのだ。パーシー・ヒースとケニー・クラークは仕方ないのでそのままリズムをきざむ。マイルスはスタジオの奥からモンクに弾くようにペットで合図をおくる。それにショックを受けたかのごとくモンクが再び弾きはじめるのだが、マイルスが最後の音を長く伸ばすのが特徴的だ。そしてマイルスのソロになるのだが最初オープンで吹きその後ミュートになる。ミュートを差し込む音まで録音されている。素晴らしいソロだ。

テイク1は構成はほとんど同じだがマイルスはオープンで吹き通 す。なおテイク1でもモンクがソロをやめた部分で微妙な間がある。またテーマ部でミルト・ジャクソンがやり直すところも録音されている。マイルスのソロは甲乙つけがたい。

なお4「Bemsha Swing」ではマイルスのバックでモンクは弾いているがこれはマイルスがモンクのオリジナルに敬意を表したためだろう。

またこのアルバムで特筆しなければならないのがミルト・ジャクソンのソロだ。彼の全作品の中でも傑出した出来である。

こののち二人は二度と共演していない。そこからマイルスとモンクは中が悪いという評判もたったが、どうもそれは事実ではなかったらしい。

しかし伝説は伝説として残しておきたい。またこのような録音が残されたところにジャズのジャズたる由縁を感じるのは僕だけではないだろう。

この日の録音は先にも述べたとおり2枚のアルバムに分散されたのだが、この日の全貌を知る上で1枚のアルバムに編集して発売して欲しい。(アナログ時代に一時期出たことはあったが)

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