山中千尋 待望のDVDです!!
ついに な・な・な・なんと山中千尋のDVD発売でーす。待ちにまった山中千尋の全貌が・・・・・・・・
もう もう もう 涙・涙・涙 です。
ことし初頭のライブを聴き逃し、夏のライブも聴き逃した僕にとってDVDのみが山中の生の演奏に接する唯一のチャンスです。
情熱大陸では山中千尋の日々にスポットが当たったおかげで演奏がほとんど聴けず悔しいおもいでした。澤野さんに電話するたびにDVDの話をきいていました。それがやっと手元に届きました。梱包をほどくのももどかしく、そくマックでみました。
うーーーん、思った以上に素晴らしい映像でした。澤野さんから「とにかく綺麗な映像だよ」といわれて、ライブなのになんでだろうと思っていましたが、その理由も氷解しました。澤野さんいわく「お金かけたんだよ、この撮影」ナットクの映像です。
できるならパソコンのディスプレイではなくちゃんとしたDVDで見てもらいたいですね。ライナーにもあるとおりバックの風景とライブの様子が溶け込んで素晴らしい画像になってます。二つのセットが収録されているのですが、夕暮れから次第に夜へと変化していく町並みの景色と相まって僕らをすてきな空間へいざなってくれます。
まず最初に山中をみてすぐ感じたのは山中のきゃしゃな体が結構筋肉質なんですよ。あの力強いフレーズは山中の鍛えた体からなんだと変に納得してしまいました。
僕が山中千尋を好きな点として、繊細さと力強さが同居しているところです。今回のDVDみてそのことを再確認できました。またCDで聴くより彼女の演奏はより映像的だなと感じました。というのは山中のオリジナルには物語があるということです。
DVDということもあると思いますが、演奏を聴いて(見て)いると色々なシーンが頭の中に展開されていくのです。「TAXI」というオリジナルなど外の景色とシンクロしてニューヨークのタクシードライバーの一日の物語を想像してしまいました。2曲目の「MELO」も映像的に成功した演奏だと思います。
演奏の出来から言えばセカンドセットの方に軍配が上がると思いますが、映像的にはファーストセットではないかと思います。
薄暮の街の姿、山中のピアノ、すばらしい、美しいです。セカンドセットの最初ので山中が思わず外を見てしまう場面がありますが、当然でしょう。大阪の町があたたかに見えるのはぼくだけでしょうか。
瑣末なことですが「2:30 Rag」は午前2時だろうかそれとも午後2時だろうか。僕は午後だと思いますが、皆さんはどうですか?
演奏的にはセカンドセットの「S.L.S.」「PLUM THE COW」の2曲がベストではないかと僕は思うのですが。どうでしょう。あとアンコールの「IN A SENTIMENTAL MOOD」そしてファーストセットの「MELO」「TAXI」かな。
でも最大の魅力は山中千尋の愛くるしい笑顔ですね。ますます彼女のファンになってしまいました。CDでは多少物足りなさもあったのですが、DVDをみてそのわけがわかりました。存在感の違いですね。彼女はライブの方が圧倒的に存在感があります。つーわけで今度は絶対にライブいくぞーーーーー!!!!
最後にこのDVDが成功したのは山中の演奏もありますがカメラワークによるとこも大きいとおもいます。何故ならば本当のライブでは決して見ることの出来ないアングルまた町並みの風景とのシンクロ。映像作品の良さを十二分に堪能できました。
というわけで拙い僕の文章ではこのDVDの良さを伝えることは難しいのですが、これだけは言えます。「あんなにピアノを楽しく弾くピアニストみたことないです」
ぜひ皆さん、観てください。
DVD \3800  |