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IRENE KRAL LIVE


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アイリーン・クラール(IRENE KRAL) / LIVE CP2005
取り扱い終了
 
パーソネル
IRENE KRAL(vo) ALAN BROADBENT(p) FRANK DE LA ROSA(b) BENNY BARTH(ds)
recorded Sept 11,1977
トラックス
1 YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE 2 SMALL DAY TOMORROW 3 THE TOUCH YOUR LIPS
4 DON'T QUIT NOW 5 GENTLE RAIN 6 NEVER LET ME GO
7 SUNDAY 8 HERE'S THAT RAINY DAY 9 I LIKE YOU,YOU'RE NICE
10 YOU ARE THERE 11 I LOVE YOU(Trio only)    


1978年8月に46歳で亡くなったアイリーン・クラール晩年のライブ・アルバムです。

僕がアイリーン・クラールというシンガーを初めて聴いたのは「WHERE IS LOVE」というアルバムでした。ここでも共演しているアラン・ブロードベントとのデュエット・アルバムでした。もう1枚「GENTLE RAIN」というアルバムを作っています。

アイリーン・クラールはジャッキー&ロイで有名なロイ・クラールの妹です。ジャッキー&ロイは都会的でしゃれたヴォーカル・デュオ・グループとして有名でした。アイリーン・クラールのヴォーカルもやはり知的で洒落たセンスのヴォーカルです。

彼女は最初バンド・シンガーとしてデビュー、55年にソロ・シンガーとして独立、その後また様々なビッグ・バンドと共演し62年にはシェリー・マンと共演しています。64年から10年間はカリフォルニアで半引退の状態でした。74年に「WHERE IS LOVE」で再び活動開始、このアルバムで日本での人気も高まりました。その後77年まで積極的に活動、来日もはたしています。

彼女の魅力は一言で言うと「やさしさ」だと思います。切なさとはかなさが同居したような語り口、ヨーロッパ的な雰囲気も漂う知的なヴォーカリストです。少し鼻にかかったハスキー・ヴォイスも魅力です。

彼女のレパートリーとなったバラードは小品ながらしみじみとした唄ばかりでした。その点ではアン・バートンと似ています。10年間のブランクが彼女にとって非常に大きな意味のあるものだったような気がします。それだけにこれからというときの彼女の死は残念でたまりません。

さてこのアルバムは彼女の最晩年、死の1年前で伴奏はアラン・ブロードベントのトリオです。クラブ・デイトということで多少華やいだ雰囲気があります。1曲目「YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE」は彼女にしては珍しくジャンプナンバーです。

2曲目以降は彼女らしいナンバーが並んでいます。4曲目はドラマティックな歌い方になっています。

特に5・6・8・9・10は彼女のお得意のナンバーです。切なさ、はかなさ、ちょっぴりの哀しみをさりげなくそして優しく包み込むように唄ってくれます。

5「GENTLE RAIN」6「NEVER LET ME GO」の十八番はもちろんすばらしいですが、9「I LIKE YOU,YOU'RE NICE」や10「YOU ARE THERE」は他の歌手に取り上げられることのないナンバーです。まさに彼女のための曲といいたいほど、安らげるナンバーとなっています。

アイリーン・クラールは決して音域は広くありません、でもその弱点を逆に活かして中音域をうまく使って曲の持つあやを見事に描き出してくれます。本当に大人のジャズ・シンガーです。

このレコメンドを書いている今、ちょうど春の雨が降っています。雨音と共に彼女の歌声が僕の胸にしみてきます。

なお11のみトリオのナンバーです。また音質があまり良くないのですが、彼女の唄はそれを補ってあまりあるものがあります。

バラードの名手、アイリーン・クラールのジェントルな歌声をお楽しみください。




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