イタリアの若き5人組HIGH FIVE QUINTETのホットなアルバムです。
注目はファブリッツィオ・ボッソでしょう。最近の彼の活躍はほんとすごいですね。出すアルバムみんなグッドです。AGATAでも彼のプレイが聴けるアルバム3枚目のレコメンドです。
彼の特徴は何といってもオーソドックスなジャズですね。本当にハード・バピッシュなプレイを聴かせてくれます。トランペットでは切れ味のあるソロ、フリューゲルホーンでは温かみのあるソロ、しかもホットなソロです。
近年活きのいいトランペッターが出てきていますが、その中でも彼は特筆な存在ですね。
このアルバムはイタリアのバリバリ若手5人が集まって現代のハード・バップを演奏しています。イタリアの若手によるハード・バップ的な演奏は実に素晴らしいアルバムが多く、ほんとにイタリアからは目が離せません。
ファブリッツィオ・ボッソとダニエル・スカナピエコ二人の強力フロントの充実したプレイはこのアルバムのハイライトです。しかも5人のバランスが良くバックを支えるリズム・セクションの3人のプレイも光ります。
曲目は2を除いてすべてメンバーのオリジナルです。しかも全編スイングしまくってます。我が奥さんも珍しく「このアルバム乗ってるね」と嬉しそうに言ってました。ちなみに奥さんのお気に入りは2曲目だそうです。
オリジナルなんて意識しないでホントに、縦・横・斜め、お好きにスイングです。
アルバムタイトルの「JAZZ DESIRE」がピッタリのハード・バッピシュなアルバムです。
なおジャズ批評の123号の冒頭、山本隆さんもこのグループを取り上げています。
ボーナス・トラックの2曲ですがダンサブルなアレンジです。1の演奏と聴き比べると面白いですね。以外に乗れますよ。
とにかくこのホットなアルバムをとことん楽しんでください。
KOBA激オススメです。
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