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ジャズを読む
僕の楽しみの一つに好きなジャズを聴きながらジャズの本を読むというのがあります。またジャズを集める羅針盤としてジャズの本は大事ですね。そこでKOBAが今まで読んで楽しめた、参考になった本を紹介したいと思います。中には絶版になったものもありますが出来るだけ入手可能な本を選んでみたいと思います。 |
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奇妙な果実/ビリー・ホリディ 晶文社 |
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ジャズ史上最大の歌手とされたビリー・ホリディの自伝です。口述筆記をもとに書かれたものと思われます。ジャズを聴き始めて少したってから読んだ本です。本当に何回読んだかわかりません。10歳で白人に強姦され15歳でハーレムの売春婦となったビリー・ホリディ。歌に人生を託し常に愛を求めて止まなかったビリー・ホリディの物語を是非読んで欲しいと思います。
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ポートレイト・イン・ジャズ/村上春樹ー和田誠 新潮社 |
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村上春樹の軽妙な文章に和田誠のイラストが素晴らしい一冊です。彼のジャズはちょっと古めが好きみたいですね。ほのぼのとした雰囲気が好きです。ポートレイト・イン・ジャズ〈2〉 もオススメです。
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さよならバードランド/ビル・クロウ(村上春樹訳) 新潮社 |
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ベース奏者ビル・クロウの半生記みたいな本です。ビル・クロウの青春時代から1980年代くらいまでのエッセイです。有名なジャズメンがどんどんでてきます。ジャズ・ファンなら本当に首肯しながら一気に読んでしまうでしょう。また村上春樹の訳がすばらしいです。ジャズがわかっている人の訳だからこの本が読みやすいのでしょう。ズート・シムスの最期などは涙ものでした。
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ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 |
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言わずとしれた伝説のジャズ喫茶「ベイシー」のマスター、菅原昭二氏の本です。ステレオサウンドに連載した物を中心に掲載されています。ジャズ・オーディオを極めた菅原氏の一文一文に頷きながら、感動しながら読みました。
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ジャズオーディオ・ウェイクアップ/山口孝 誠文堂新光社 |
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この本はジャズのラジオ番組を収録した物なので少々読みにくいのですが、ジャズとオーディオの達人たちとの対談が実に面白いです。特にダイナミック・オーディオの厚木氏との回は読み応えがありました。ベイシーの菅原氏も登場します。
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LPレコード再発見/山口克巳 誠文堂新光社 |
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無線と実験などにも寄稿している著者のオーディオに基づいた本です。ジャズだけではありませんが「サムシン・エルス」の項などついつい引き込まれてしまいました。ジャズとオーディオを愛する方にオススメです。
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決定版ブルーノート・ブック ジャズ批評 |
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ブルーノート・アルバム・カヴァー・アート 美術出版社 |
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文字通りブルーノートのアルバムをジャケットサイズで収録した本です。CDしか持っていない方是非見てみてください。やっぱアナログは最高ですよ。〈VOL.2〉 は絶版です。アマゾンでプレミアがついてました。
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ときめきJAZZタイムコンプリート/ラズウェル細木 英知出版 |
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ジャズ批評に連載されていたラズウェル細木の「ときめきJAZZタイム」を集めた本が復刊しました。ジャズ批評で絶版になって悔しい思いをしたかたは是非読んでください。ジャズマニアの生態をおもしろおかしく綴っています。ジャズコミックの最高傑作ですね
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BLOW UP 全2巻/細野不二彦 小学館 |
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ギャラリーフェイクという彼のマンガが好きです。このコミックはジャズ・ミュージシャンを目指してフリーターを続ける青年の話です。ジャズの話とは知らずに読んでみたらなんとジャズを題材にしたマンガではまってしまいました。現在絶版ですが結構見かけますので興味のある方はどうぞ。
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辛口!JAZZ名盤1001/寺島靖国 講談社 |
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あの寺島靖国氏の本です。文庫なので鞄にちょっとしまい込んで町へレコードハントにでましょう。この本の最大の魅力はジャケット写真がふんだんに掲載されているところです。CDはあまり掲載されていないのですがレコードマニアには格好の1冊でしょう。
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モダン・ジャズの歴史/粟村政昭 スイングジャーナル |
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スイングジャーナル連載時から一回も欠かさず読んでいました。本になったときもすぐに買いました。バップ時代の記述に大半を費やしていますが、今本を読めばバップがわかると断言できます。バップが聴きたくなる一冊です。スイングジャーナルさん復刊してください。
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ストレート・ライフ/アート・ペッパー スイングジャーナル |
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アート・ペッパーの自叙伝です。あの甘美なメロディを紡ぎ出したアート・ペッパーとはいかなる人物であったかがわかる本です。あの名盤ミーツ・ザ・リズムセクションの裏話も掲載されています。こちらもスイングジャーナルさんに復刊をお願いしたい一冊です。
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別冊スイングジャーナル ジャズ名門レーベルのすべて |
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レコードを集める上でどうしてもディスコグラフィーは必要になります。この雑誌はスイング・ジャーナル社がジャズの3大レーベルを中心に編集した簡易ディスコグラフィーです。10インチ盤などは掲載されていませんが、各アルバムに簡単なコメントが掲載されているので実に重宝しました。現在絶版なので古本屋で見つけたらそく買いです。
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CDジャーナル・ベストセレクション 101人のこの1枚 音楽出版社 |
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作家、ジャズ喫茶のマスター、普通の人それぞれがそれぞれの思い出で選んだワン・アンド・オンリーのジャズアルバム。実はKOBAの駄文も掲載されています。興味のある方はどうぞ。 |
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